上野千鶴子基金では、2023年度より実施している助成金事業に続き、2025年度より学術奨励賞を創設する運びとなりました。学術奨励賞は、上野千鶴子基金の設立趣旨に基づき、日本国内の大学院後期課程(博士課程)に入学した方々を支援するものです。ジェンダー平等な社会の構築を目指す研究活動に取り組む個人であるなら、申請者の国籍、性別、年齢、専攻等は問いません。受賞者には、受賞証と副賞(30万円)が授与されます。
上野千鶴子基金 学術奨励賞(第1期)受賞者による研究報告会
上野千鶴子基金は、2025年度にジェンダー平等な社会の構築を目指す研究活動に取り組む個人で、日本国内の大学院後期課程(博士課程)に入学した方を支援する「学術奨励賞」を創設しました。
このたび、第1期受賞者3名による受賞対象研究の報告および上野代表理事によるコメント、全体討議による研究報告会を開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしています。
参加申込フォーム https://forms.gle/okAeWD3y5BfcRwjV8
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- 開催日時: 2026年 2 月 27日(金)19:00~21:00
- 開催形式:zoomによるオンライン開催(URLは開催日までに別途お送りいたします)
- 参加対象:どなたでも
- 定 員:100人
- 参加費用:無料
報告者)
- 安田里菜さん(慶應義塾大学大学院法学研究科公法学専攻)
「中核犯罪としてのジェンダーに基づく犯罪の国内法化」 - 齋藤志帆さん(東北大学大学院国際文化研究科現代日本メディア・ジェンダー研究講座)
「日系日本語文芸にみる収容とジェンダー–抵抗・戦争参加・ナショナリズムによる連帯と分断、女性の経験に焦点を当てて–」 - 濵田真里さん(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ジェンダー学際研究専攻)
「政治分野におけるハラスメントの実態調査と構造把握」
お問い合わせ:上野千鶴子基金 ufinfo@uenofoundation.com
上野千鶴子基金学術奨励賞(第1期・2025年度)講評
上野千鶴子基金学術奨励賞は、初回であるにもかかわらず、24人の応募がありました。
博士課程後期進学初年次在籍者にかぎりましたので、ほとんどの人にとっては一生に一回の機会。在籍中だが応募できないだろうか、という問合せがありましたが、残念ながらお引き取り願いました、ごめんなさい。
書類審査で不備がなかった方々が「応募理由等および研究計画書」の審査対象となりました。「日本国内のジェンダー平等の推進に貢献する研究」という趣旨に叶う研究テーマを優先しましたので、国外を対象にした研究はご遠慮ねがいました。またオリジナリティがあり、きちんとした研究成果が出る実現可能性のある研究を、評価しました。
現在の経済状況も重視しました。家族からの援助や奨学金等を受けていない方々を優先しました。
結果をごらんになったとおり、ユニークで研究成果の待たれるテーマを追求する研究者の方々が選考に残りました。3年後、この方たちが学位を取得して一人前の研究者になることに、わずかでも本奨励賞がお手伝いできればうれしいです。
受賞者の枠は3名、それだけに絞ることにも苦しい思いをしました。今回受賞を逃した方たちも含めて、ご応募くださったお一人おひとりの研究の成果が、次代のジェンダー研究への橋渡しとなることを期待しております。
WANの女性学・ジェンダー研究博士論文データベースはこちら。応募者のみなさまの成果がこちらに蓄積されることを祈っております。
https://wan.or.jp/hakuron/search/
選考委員
受賞者一覧
安田里菜
慶應義塾大学大学院法学研究科公法学専攻 後期博士課程
「中核犯罪としてのジェンダーに基づく犯罪の国内法化」
齋藤志帆
東北大学大学院国際文化研究科現代日本メディア・ジェンダー研究講座 博士後期課程
「日系日本語文芸にみる収容とジェンダー–抵抗・戦争参加・ナショナリズムによる連帯と分断、女性の経験に焦点を当てて–」
濵田真里
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ジェンダー学際研究専攻 博士過程後期
「政治分野におけるハラスメントの実態調査と構造把握」