第1期(2023年度)上野千鶴子基金の助成金申請は、個人124名(一般50名・Seeds74名)、団体64団体(一般40団体・Seeds24団体)の計188個人・団体でした。慎重に検討を重ねた結果、今期は、個人8名、団体8団体の合計16個人・団体の方々へ助成することになりました。助成金の合計は、4,064,820円(個人1,617,420円、団体2,447,400円)でした。たくさんのご申請をいただき、感謝申し上げます。
申請者の内訳は、一般では、個人は学生や研究者(常勤・非常勤)からの調査・研究、団体は非営利法人からの活動が最も多い結果となりました。
一方、Seedsでは、個人は学生による研究、団体は任意団体からの活動が最も多く、若手研究者の萌芽的な研究や法人格を持たない団体の活動への支援につながりました。
来年度もたくさんのご申請をお待ちしております。
2023年10月
一般財団法人上野千鶴子基金事務局
申請者の概況
採用事業一覧
【個人】(敬称略)
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- 池松玲子:「「母親大会」の解明――戦後日本社会における女性の社会運動の再検討」
- 神山典子:「一時入所施設を利用した児童養護施設退所女性に対するジェンダーバイアスの解消に向けた支援モデルの開発」
- KIM SUHYUN:「日本と韓国の女性映画産業従事者の労働環境の比較研究」
- 児玉谷レミ:「自衛隊広報活動のジェンダー分析」
- 施欣淳:「2000年から2022年までのマスメディアにおける女性芸人のイメージの変遷の研究」
- 孫冬梅:「在日中国人母親の育児に関する女性学的研究」
- 中野円佳:「国立大学における女性限定公募の検証」
- LI HENGCONG:「日本国会議員の生殖に関する言葉の暴力装置とジェンダーイデオロギー:現代日本の少子化対策から考える」
【団体】
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- Colabo:「夜の新宿歌舞伎町における少女・女性たちへのアウトリーチ」
- しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄:「揺らぐ離婚制度〜離婚後共同親権を考える」啓発事業
- 東京ジェンダーしゃべり場:「東京ジェンダーしゃべり場」
- TremendousCircus:「ミューズカル 女性大会議(仮)」
- ニキの映画を創る会:「ニキの映画を創る会」
- ひだまりの丘:「若年女性居場所利用者の活躍推進事業」
- #YourChoiceProject:「地方女子学生を取り巻くジェンダーギャプ解消のためのアウトリーチ及び調査・政策提言活動」
- ユンヌ(une)の会:「中高年シングル女性のための繋がり、エンパワメント」