上野メルマガ2025年2月28日号:#MeToo運動いまなおゆっくりと進展中

今日は田中東子先生(東京大学大学院情報学環教授)がW A Nメルマガに寄稿していただいたショートエッセイからスタートします。
「オールドメディア、ニューメディア双方で次から次へと沸き起こる女性への差別やヘイトを目撃し、巻き込まれ、批判しながら、自分自身の職場や所属する組織の民主化とジェンダー平等の度合いについて、足元から振り返ってみる良い機会になっているのだと感じています。特に、「#私が退職した理由」「#私が退職した本当の理由」というハッシュタグとともに添えられた、職場でのハラスメントや性暴力の告発文を読むと、日本では#MeToo運動が盛り上がらなかったのではなく、いまなおゆっくりと進展中であることが分かります。
私たちの社会では、家父長制、ジェンダー不平等、性役割分業、性規範の岩盤があまりにも分厚く、こじ開けるまでにより多くの時間を要したのでしょう。いま再び、フェミニズムのこれまでの思想と運動の積み重ねが、声を上げ始めたみなさんを支えていく時が来ているのではないでしょうか。さまざまな連帯と運動がここから広がっていくことを願っています。」(田中先生有難うございました)

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